ラダーを使ったコグニサイズ
コグニサイズ(cognicise)とは、認知症予防プログラムで、運動と認知トレーニングを組み合わせたモノだ。
コグニサイズは、認知を表すcognitionに、運動・訓練の意味のexerciseを併せた造語だ。
コグニサイズを開発して推進しているのは、国立長寿医療研究センターで、様々なバリエーションがある。
要点は、心拍数が少し上がる程度の運動と、計算や、しりとりを組み合わせること。
コグニサイズ コグニラダー
ラダーと呼ばれるハシゴ状の器具を使ってやるコグニサイズ。
8ステップがひとかたまりで、1から8までの数字の中から、好きな数字を2個選ぶ。
選んだ数字の時に、足をヨコに踏み出して戻る。
たとえば2と5を選んだ場合、2番目と5番目のステップは、ハシゴの外に踏み出す。
コグニラダー 動画
多くても、1日30分程度までにしておく。
少しずつでも良いので、週に3回程度を続けることが重要。
ヒザなどに痛みがある場合は、無理してやるべきではない。
コグニサイズの強度
コグニサイズの強度は、年寄りにはかなりキツそうだ。
ただ、キツいのにはワケがある。
というのも脳を活性化するためには、少し負荷をかけないとダメだからだ。
筋トレなども、筋肉を鍛えるために負荷をかけるが、それと同じだ。
そのため、身体の衰えに併せて強度を弱くしたら意味が無い。
身体を丈夫にして脳を刺激するために、現在の自分にとって、少しだけキツい運動強度でコグニサイズを行う。
なので、若い人には簡単なレベルであっても、自分にとって多少でもキツければ、それがちょうど良い強度になる。
簡単にできることでは、トレーニングにならないって事らしいね。
ただし最初はホントに簡単すぎるところからスタートしないと、思わぬケガをしかねないので、注意が必要だ。
頭を使いながら、有酸素運動を行う
のがコグニサイズの要点だから、短時間でキツくやるより、ダラダラでも良いから長時間やるべきなのかな。