ボケるとは
認知症になると、ボケる。
物忘れがひどくなり、人の話に反応できなくなる。
ただしボケは認知症でなくても、誰にでも起こることでもある。
と言うのもボケるとは、頭の働き方が鈍くなるってことで、とっさに反応できなくなることだから。
たとえば、台所に来てみたが、何をするためか思い出せない。
誰かから話かけられても、何の話なのかわからず答えられない。
ほんの数秒、脳が止まっていたのか、何にも頭に残っていなかったりする。
また、昔は簡単にできたことが、やってみると、できなくなっている。
何の問題もなく動いていた(と思っていた)自分の身体が、全くうまく動いてくれなくなっている。
こういうのが「ボケ」というやつだ。
認知症の場合は、脳そのものが壊れてボケ症状が出てくるわけだが、認知症でなくても、ボケるケースがあるのだ。
子供や若者でも、働き盛りの人でも、頭がフリーズして動かなくなってしまうのだ。
こういう年齢と関係なく起こるボケは、脳の前頭葉を使っていない場合に起こる。
前頭葉がちゃんと働いていないと、寝ぼけたような感じになったり、酔っ払ったような感じになるらしい。
若い人の脳がボケる理由
若い人や働き盛りの人に、ボケる人が増えているという。
というのも脳というのは、筋肉と同様、使わないとボケるからだ。
年のせいでボケるのではなくて、単に使わないからボケるらしい。
もちろん、歳をとれば、身体全体の能力が落ちるので、脳の働きも悪くなる。
たとえば持病に高血圧や糖尿病があると、毛細血管の血液が流れにくくなる。
脳は毛細血管の塊みたいなモノだから、それでボケてしまうというわけだ。
認知症のところでも出てきたが、脳梗塞や脳出血があると、その部分だけ脳の機能が落ちる。
だから血液がしっかり流れているかどうかも、脳の働きには大きな影響を及ぼす。
つまり、
- 脳は使わないと機能が落ちる
- 血流が悪いと脳の働きも悪くなる
さらにこの二つには相関関係がある。
つまりケガや病気などで、脳の血の巡りが悪くなると脳が動かなくなる。
逆に動かさない脳の領域では、毛細血管が細くなり、血の巡りが悪くなる。
なのでざっくり結論を言えば、ボケを防止し、脳を取り戻すには、、脳を偏りなく使う生活習慣をつけ、全身の血流を良くする事が重要だ。
具体的には、20分以上の散歩と、10分以上の音読になるらしい。