認知症になると、ボケる。物忘れがひどくなり、人の話に反応できなくなる。ただしボケは認知症でなくても、誰にでも起こることでもある。と言うのもボケるとは、頭の働き方が鈍くなるってことで、とっさに反応できなくなることだから。たとえば、台所に来てみたが、何をするためか思い出せない。誰かから話かけられても、何の話なのかわからず答えられない。ほんの数秒、脳が止まっていたのか、何にも頭に残っていなかったりする。...

歳をとっても元気な年寄りは多い。一方、歳をとってなくても、ボケている人も多い。高齢になればなるほど、ボケる割合は増えるけれど、これは血管が弱くなり、脳も多少縮んでしまうからだ。つまり高齢になるにつれて、ボケやすい条件が増えるから、年寄りは若い人よりボケやすいだけで、ボケるヤツは若くてもボケるわけだそして実際、若い人のボケが増えているらしい。大きな病院に設置された「ボケ外来」でも、二十代・三十代の患...

昔は得意だった事が、全くできなくなっていると、自分の衰えに気づく。子供の時は軽々できたことが、大人になると全然できなくて、「もう子供じゃないんだな」などと思った経験は誰にでもあるだろう。若い頃はへっちゃらだったことも、だんだん身体に堪えるようになって、「もう若くないんだ」と感じることも、多くの人が経験することだ。こういう風に、自分自身の衰えは、「久しぶりにやってみたら、全くできなくなっていた」とい...

誰かと話している時に、何と言ったら良いのかわからない、言うべき言葉が思い浮かばない。こういう事がたびたび起こったら、頭がボケ始めているって事らしい。アレとかソレとか、ウンとかイヤとか、指示語や単語だけで話すようになると、やっぱり頭がボケ始めているらしい。というのも、相手に合わせて話したり、ちゃんとした文章を作って話すのには、高度な脳の使い方が必要だからだ。たとえば誰かと大事な話をするとき、相手の様...

頭が真っ白になって、言葉が出てこない。頭に何も浮かばず、フリーズして、ただ立ち尽くすのみ。こういう事は、たいていの人が、人生で何度か経験することだろう。ただこれには、2通りの場合がある。一つは、ちょっと前のことを覚えていない「近時記憶」ができなくなるケース。たった今やったことや、聞いたことを覚えていないと、言葉を選びようがなくて言葉に詰まる。あるいはパーティや会議などで他人の話が耳に入っておらず、...

頭がボケるというのは、簡単に言うと、疲れて考えがまとまらなくなったり、酒に酔っぱらって自分をコントロールできない状態だ。モノを考えたり、自分をコントロールするのは、脳の前頭葉(ぜんとうよう)の働きで、前頭葉の働きが鈍ることで、様々なボケ症状が出るのだ。この前頭葉は、脳の前側にあり、おでこや額の奥あたりにあると思えばいいだろう。前頭葉の働きは、前頭葉に障害を負った人の様子を観察することでわかった。前...

頭が真っ白になって、言葉が出てこない。こういうケースはたいていの場合、感情が高まってしまっていて、何を言えばよいのか分からなくなるパターンだろう。前頭葉は、思考する他にも、感情をコントロールしているので、感情を抑えるのに手一杯になると、考えることができなくなるのだ。ところがこれ以外にも、言葉が出てこない場合がある。それは「状況が分かっていない時」だ。周囲の話がよく分かっていないと、何を言ったらよい...

ボケ症状は、高齢になるほど増える。歳をとるとボケやすい理由は、大きく分けて二つあって、一つはもちろん「老化」だ。老化によって脳の血管が弱くなり、脳に血液が行き渡らなくなって、ボケを起こしやすくなる。高血圧になると、毛細血管に血が行かなくなるし、糖尿病では毛細血管が弱くなる。その結果、血流量が減って、ダメになる部分ができてしまうわけだ。そして年齢によるボケのもう一つの原因が、「学ばなくなる」というこ...

何を言えばいいのか、言葉に詰まるのは、ボケの始まりだ。頭が真っ白になってしまい、何も言えなくなったりすると、ボケ始めているということらしい。というのも会話能力というのは、意外にすぐ衰えるものだからだ。たとえば営業の最前線でバリバリ働いていた人でも、昇進して最前線に出なくなると、流ちょうだった営業トークも消えてしまう。そして取引先やお客さんの言葉に、すぐに応えられずにしどろもどろになる。以前なら、ク...

前頭葉を使わないと、人間の頭はボケる。最近よく言われるのが「コピペ」(コピー&ペースト)の悪影響だ。学校でも職場でも、インターネットやスマートフォンで、調べた情報を丸ごとコピーして、レポートや書類に貼り付けて、それで済ませる人が増えた。言葉の定義や、よく知られた話などは、丸ごと書き写さなければいけないから、コピペは確かに便利だ。しかしコピペは、便利だけれど頭がボケる原因になる。というのもコピペだけ...

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざがある。知らないと恥ずかしいから、知ってるふりをして尋ねない。しかし尋ねないと、一生知らないままで、ずっと恥をかき続けると言う意味らしい。このことわざ自体は正しいし、分からない部分を、すぐに尋ねるというのは、学問やビジネスでは重要なことだ。というのも、分からないままで話を進めても、分かってなければ、また元のところまで戻って、もう一度、理解や確認をし...

テレビやパソコンを長時間見ていると、頭がボケやすいと言う。というのもテレビやパソコンを、長時間見ているときと言うのは、目の焦点がテレビやパソコンのモニターにずっと固定されている状態だからだ。目の焦点が固定されていると、目の動きの範囲が極端に狭くなる。それと同時に、手足を動かす範囲も、極端に狭くなってしまう。これが前頭葉の働きを制限して、ボケを進行させる原因になるらしい。というのも前頭葉を一部しか使...

世間的に、集中力があるのは、良いことだと言われる事が多い。ところが何かに集中し続けていると、その影響で頭がボケやすくなる。というのも前頭葉の中枢細胞には、情報を送ってくる神経細胞に対して、情報量を制限する機能があるからだ。我々が何かに集中している時、雑音は殆ど耳に入ってこない。そして腹が減らなかったり、痛みも感じなかったりする。ところが集中が途切れてしまうと、周囲は雑音だらけだったり、えらく腹が減...

ボケを改善するには、衰えてしまった脳を再活性化することが必要だ。使わないことで脳が衰えるなら、使うことで脳機能を回復できるはず。でも何をどうすれば、脳機能の回復につながるのか。ボケ防止策として、様々な人が、様々なことを言っているようだが、とりあえず何をすれば良いのか。ボケ外来を開いている、元脳外科医さんの書いた、「フリーズする脳」という本によると、前頭葉を活性化するのは次の三つだという。ボケ改善に...

モノを見る・観察するという作業は、脳の多くの部分を使う作業だ。何かの音に反応して目を向ける場合、その音がどこからしているのか、目はキョロキョロして探す。そして見えたもの瞬時に判断して、行動すべきことを判断して、それを実践に移すわけだから、かなりいろんな事を同時にやっている。左右を見たり、上下を見たり、遠くの方を見たり、足元を見たり。そこには様々な色のモノがあり、様々な形のモノがあって、その中から何...

ボケ症状の原因は、前頭葉の働きが悪いことだ。そのためボケ予防には、前頭葉を毎日動かして、鈍らないようにしないといけない。ボケの症状は様々だが、ボケは原因によって3つのタイプがあるという。一つ目は脳が傷んで起こるボケ。これはケガや脳出血などで脳を損傷したり、高血圧や糖尿病などの病気で起こるボケだ。脳血管性認知症と原因は同じだが、脳そのものの機能が落ちて起きるボケだ。このボケを改善するには、損傷や病気...